健康

健康メモスペシャルアドバイザー紹介

健康メモについてのアドバイザーをして頂くのは「江原歯科医院」江原一三院長です。

江原院長紹介

大阪歯科大卒。卒業後、福井県立病院口腔外科研修を受ける。兵庫県人見歯科・河南歯科矯正クリニックで研修を受ける。 日本糖尿病協会登録歯科医・日本歯周病学会会員・日本歯科審美学会会員・日本レーザー歯学学会会員・日本顎関節学会会員

2010年8月 5日

健康メモ

骨粗鬆症の治療薬ビスフォスフォネート(ビスホスホネート)を服薬しておられる患者様へ
骨粗鬆症の方で、治療薬として使われるビスフォスフォネート系薬剤(BP系薬剤)を服用されている患者様に抜歯やインプラントなどの外科処置をすると、顎の骨が壊死(組織が死ぬこと)する場合があることが明らかになりました。骨粗鬆症の治療を受けておられる患者様で、歯科治療を受けておられる方や歯科治療を始める方は必ずかかりつけの歯医者さんにお知らせください。

ビスフォスフォネート系薬剤(BP系薬剤)を服用されている患者様には、外科処置をしないで予防処置(歯周病やむし歯にならない処置)に重点を置き、慎重なお口のケアーをかかりつけの先生とさらにご自身の丁寧なホームケアーを一緒に頑張ってください。

さらに詳しい情報は、かかりつけの歯医者さん・お医者さん・薬剤師さんにお問い合わせください。


唾 液 は ど こ か ら 出 て く る の
食事のおいしそうなにおいをかぐと、おなかは鳴るし唾も勝手に出て困ってしまうこともあります。
ごはんがおいしいという経験から唾液が出てくる条件反射です。酸っぱそうな梅干しを見たり、ハンバーグが食べたいなと想像したりしても出ます。
唾はどこから出てくるのでしょうか。
口の奥や周りには唾液を作り・溜めておく唾液腺というタンクが三つあります。
耳の下にある耳下腺、舌の奥にある顎下腺、舌の下部にある舌下腺の三つあります。
唾液はこのタンクから口の中に通じる管を通って出てきます。
お口の中に唾液の出てくる穴は、耳下腺の場合は、前から6番目の歯の辺りのほおの内側に耳下腺乳頭があって、そこから出てきます。
顎下腺は舌を押し上げると見える舌下小丘という場所から出てきます。
舌下腺は舌の下部にある舌を持ち上げた時に見える舌下ひだから出てきます。
唾液は1日にどれくらい出るのでしょうか。一日におよそ1リットルになります。
顎下腺から出る量が一番多く、全体の6割はここからでます。
一日1リットルも出ますが、気づかないうちにのみ込んでいるから大丈夫です。
大人だと30秒に1回飲んでいます。
また、唾液と一緒に口の中ではがれた皮や食べかすやお口の中の細菌などものみ込んで口の中をきれいに保っています。
さらに、唾液が出るのは、ごはんの時だけではありません。食べ物に水分を含ませてかみやすくしたり、のみ込みやすくしたりする働きもあります。唾液は99%以上が水分ですが、大切な消化酵素も含まれています。
ジュースは飲みやすいから、唾液はいらないと思われているかも知れませんが、ジュースを飲んだ時にもたくさん出ています。口の中は普段、ほぼ中性に保たれていますが、ジュースを飲むとお口の中は急に酸性に変わります。
お口の中は素早く中性に戻すためにアルカリ性の唾液がいそいで出てきます。
なぜ口の中が、酸性になるといけないの?
酸やアルカリの強さをはかるPHという値で見ると、口の中がPH5.4以下になると歯がとけて虫歯になりやすくなります。7より小さくなるほど酸性が強くなります。酸性の強いオレンジジュースを飲んだ時でも、唾が30秒から1分くらいでお口の中を中性に戻してしまいます。
さらに、唾液は歯の表面に薄い膜をはるように流れて、虫歯菌から歯を守る役目もしています。
すぐに歯磨きできない時は砂糖が入っていないガムをかんで唾液をたくさん出すと虫歯を予防できます。
でも、寝ている間は唾液がほとんど出ないから、寝る前にしっかりと歯磨きやうがいでしないと虫歯になりやすくなります。
唾液ってすごい力があります。


健康診断を受けましょう
 ■日本人の三大死因

がんによる死亡が、脳卒中を抜き死亡原因の第1位になって、今年で30年になります。さらに欧米化の生活様式の普及で、心疾患、心筋梗塞が増え、現在、日本人の三大死因は、がん、心筋梗塞、脳卒中の順です。近年、この三つで死亡率の約60%占めています。

以前、老人保健法でおこなわれていた基本健康診査は、2008年に「特定健診、特定保健指導」という、保険者(自治体の国民健康保険、協会けんぽなど)がおこなうものに形を変えましたし、40歳以上74歳までを対象とする、いわゆるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)健診となりました。(腹囲が男性85センチ、女性90センチ以上の小太りの人をターゲットに、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を減らし、発症すれば必要となる治療にかかる医療費の削減を狙っています。)特化したおかげで、それまでおこなわれていた尿酸、貧血検査等のいくつかの検査などが抜け落ちてしまいました。

 ■これらの病気には初期症状が少ない

こうした状況を踏まえ、健診は、しのび寄る病気の早期発見のためにおこなうものです。

三大成人病といわれる高血圧は、別名サイレントキラーと呼ばれ、初期には症状はほとんどありません。脂質代謝異常症(以前は高脂血症と呼ばれた)は動脈硬化がかなり進まないと症状は出ません。糖尿病も、尿糖がかなり出るようになるまで頻尿やのどの渇き、だるさなどの症状は出てきません。

また、がんを完全に予防することは現在できません。各種がん検診で発見されるがんの大きさは、約10ミリ大といわれています。(ぼうこうがんなどは、腹部エコーで5ミリくらいあると分かる場合もあります)。それが2倍の大きさになるには約1年かかります。1年に1回のがん検診を受ける意味はそこからきています。

現在推奨されているがん検診は、

○乳がん(40歳以上の女性、2年に1回)

○子宮頸がん(20歳以上の女性、2年に1回)

○胃がん、大腸がん、肺がんは、40歳以上で1年に1回です。

 ■低い受診率

しかし、こういった検診・健診の受診率現在は、欧米に比べて低く、せいぜい20~30%程度です。

ご自身の健康のため、定期的に健康診断を受けましょう。


さらに、お口の定期健診も受けましょう
早期発見、早期治療・・・よく耳にする言葉です。これは何もガンや生活習慣病のみに限ったお話ではなく、すべての病気に言えることです。“病気になりやすい、身体の状態や生活習慣を改善してゆく。”ことで、重篤な病気になるのを防ぐのがその目的です。同じことが、歯科でもあてはまるのです。これまでの歯科治療では、歯が痛くなったら歯科医院に行き治療し、それが治れば通院も終了でした。しかしこれでは、歯周病や虫歯になりそうな環境の改善や、早期発見はできず症状がひどくなってから治療が始まるため、患者様の負担も、治療期間も長くなってしまいます。そういったことを防ぐために、かかりつけの歯医者さんで定期的な健診をしていただき、口腔内のプロフェッショナルによる清掃をメインとした歯周病、虫歯予防をしていただきたいと考えています。治療を終了した患者様はもちろんのこと、自分は健康で自覚症状のない方でも、検診を行い、お口の状態や問題点があれば、患者様と一緒に解決していきたいと考えています。
難しく考える事はありません。
数ヶ月に1度髪を整えるため美容院に通うような感覚でかかりつけの歯医者さん訪れていただければいいのです。
あとは、歯科医師、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを提供していきます。気楽に、気軽にかかりつけの歯科を受診してみてください。


・目薬を嫌がる幼児にどうやって目薬をしてあげればいい?
まったく逃げ回っているのは、以前に「目薬さして失敗した」のが原因ではないでしょうか?
3歳ぐらいからは、「かゆいのは目薬しか治せない」と説得するのが一番です。
「アッ、よく見えるようになったよ」と親が見本を見せたり、「目薬をして、目を大事にしてから、テレビやお絵描きしようネ」と言うのはどうですか。

★目頭にさせば失敗がない★
さし方は、「目を開けたままで、真上から(一滴)落とす」のはダメ。これは、おとなでも難しいです。
目頭(目尻と反対、鼻に近い)のところスレスレで、ゆっくりとさします。これだと、アッという間に薬が目全体に広がって、失敗はかなり少なくなります。
両目でもこれなら簡単で確実です。
どうしても、いやがって目薬をさしたがらないときは、眠った後OKです。

★目尻寄りのまぶたの内側に★
眼科医が目薬をさすときは、アカンベーのように下まぶたを下げ、「左上を見てください」といいます。そして、目尻寄りのまぶたの内側に、ポタリと目薬を垂らします。
悪い方の目と反対の上方を見ることによって、迫ってくる薬瓶が見えないので怖くありません。また、目に直接垂らさないので、少しも痛くありません。
また、目薬をさしたら、目頭の涙管を数分押さえて、鼻に抜けないようにしてください。
この方法は苦痛がないだけでなく、効果的な方法です。
子どもさんだけでなく、おとなの方もどうぞお試しください。


・お口の健康度セルフチェック
くすみのない白い歯をめざすために
歯の着色汚れ(ステイン)は、毎日の生活の中で歯に付着します。
生活の中の改善ポイントを把握して、くすみのない白い歯を目指しましょう。

下の具体的なチェックポイントについて、自分のお口の状態をチェックしてみましょう。

1.          緑茶やコーヒー、紅茶を1日に頻繁に飲む。

2.          お酒の中では赤ワインが大好き。

3.          色の濃い食べ物(カレー、チョコレートなど)をよく好んで食べる。

4.          たばこを頻繁に吸う。

5.          歯みがきはあまりしない。

6.          1日の歯みがきにかける時間は1分以内。

7.          歯みがきをするときは歯みがき剤をほとんど使わない。

1つでも当てはまる項目がある場合は、要注意です。できるだけ早い時期に歯科医院でみてもらいましょう。
より良いお口の健康を目指しましょう。

 メディカル アドバイザー 江原歯科 江原一三

2009年11月 3日